泥沼のエンタメ日記

主に映画の感想をゆるく備忘録的に書いていくブログです。

『バズ・ライトイヤー』2022.7.5 TOHOシネマズ新宿

つまらなくはなかったけれど、『トイ・ストーリー』のスピンオフだから期待しすぎたのかな。
同じディズニーにだからなのかスターウォーズのような雰囲気も感じられた。
バズが周りと協力するよりも一人で突き進む感じをみて1作目を少し思い出してみたり。
今回のザークの正体とかスピンオフやるとちょっと後づけのような設定に思えてしまった。

『犬王』2022.6.20 新宿バルト9

湯浅監督の力を余すことなく注ぎ込んだ作品。
賛否両論あると思うが、昨今の日本アニメ映画のラインナップを考えたら、この作品はかなり攻めてるのでは。
刺さる人には相当深く刺さるだろう。
途中あぶなく犬王の呼び掛けで拳あげそうになった!
演奏の歌詞字幕が欲しいという意見は分かるかも。
自分もしっかり聞き取れない箇所があったし。
けど、あの場面で歌詞が画面にあるとせっかく友魚なの演奏シーンに入り込んでいるのに急に現実に引き戻される感じが自分ならしてしまうかも。
何にせよ劇場で観て体感してほしい!

『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』 2022.6.9 TOHOシネマズ新宿

アニメの一つのエピソードをどう引き伸ばして映画にするのかとやや不安はあったが、心配なかった。
ザクがヒートホークを振りかざす描写がすきなので最初の方でみれてにやにや。
サザンクロス隊の乗る高機動型ザクの戦闘シーンがかっこよかったな。
残念な点はククルス・ドアンについてもっと掘り下げて欲しかったかな。
脱走にいたる経緯や脱走した後などもう少し描写があればよりククルス・ドアンを魅力ある人物にできたのではと思ってしまう。

『ブラックボックス 音声分析捜査』 2022.1.25 TOHOシネマズシャンテ

『THE GUILTY』のような作品かなと思ってたけれど違った。
主人公が核心に近づくにつれこちらの緊張感も増していく。
途中から何かにとりつかれたかのような主人公と同じく、スクリーンから目が離せないだけでなく、耳をすませて音に聞き入る。
そういう点では見終わった後に頭ぼんやり。
記録された音からさまざまな音を除去、抽出し真実を導き出す過程で、自分の思い描いた結末に都合よく解釈してしまう危うさが描かれてるのもよかったな。
映画館で観てよかったけれど、配信で観れるようになったら主人公と同じくヘッドホンしてモニターで観たいとも思った。
あと、1/23日の朝日新聞の朝刊1,2面で書いてる『強欲の代償』って特集記事も読んでみて欲しい。f:id:sakomuku:20220125220613j:plain

『極鬼』2022.1.23 U-NEXT

竹内力ってコワモテだけど、どこかコミカルな感じがする。
この作品の主人公にぴったりだった。
『極鬼』というタイトルから想像しなかった、どちらかと言えばコメディ寄りという作品。
お地蔵さんを振り回し撲殺する竹内力、もはや顔芸と思わせる竹内力
そもそもあんなに敵を殺すのに堅気の姿で葬儀屋をやってるという時点で面白い。
Vシネってだいたいお決まりのような流れの作品が多い中、楽しく観る事ができた。

『レミニセンス』2021.9.17 新宿ピカデリー

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予告観てた時は結構期待してのだが…
人の過去の記憶を辿って、問題を解決するって設定は良いはずなんだけれども。
水没したSFな世界観もよかったし、廃墟とか好みの画もあったし。
しかし、中途半端さを最後まで払拭できなかった。
ロマンス要素を排除したらもう別の作品になってしまうので難しいのは分かっているんだけれども。
色んな良い部分を生かしきれてない惜しい作品。

『トムボーイ』2021.9.17 シネマカリテ

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とても良い作品だった。
10歳って年齢設定が絶妙。
少しずつ大人になっていてるものの、まだまだ子供。
ジェンダーアイデンティティだと難しい事ははっきりわからないだろうし。
そんな状態を主演のゾエ・エランが演じてるのだが、演技なのか素なのか分からない自然さ。
途中あーばれちゃうばれちゃうとか思うシーンもあったりしたりてちょっと緊張してみたり。
色々模索して少し踏み出すあたり子供の夏休みの成長を感じてみたり。