泥沼のエンタメ日記

主に映画の感想をゆるく備忘録的に書いていくブログです。

『恋の病 潔癖なふたりのビフォーアフター』 2021.9.7 シネマート新宿

ボーチン、ジンの二人がともとても可愛らしい魅力に溢れていて、その明るい色使いから出会ってからの二人の世界はこんなに明るいものだろうと観てたんだけれども…ラブコメ観てるようだったし。
だからこそ落差で最後切なかったな。
最期は観てる側に委ねられているので、どう思うかそれぞれ違うだろうけれど、あの二人にはお互いしかいないのではと思ってる。
たまたま二人が強迫性障害潔癖症という設定だが、ある事を境に価値観が違っていき、どんどんすれ違いが生まれるって自分も含めてありえる話かな。

『スペース・プレイヤーズ』2021.9.7 新宿ピカデリー

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ルーニー・テューンズと実写の融合具合に前作からの時間を感じる。
予告だとWBのキャラクターがてんこ盛りな感じだが実際はそのほとんどが観客としているだけなので肩透かしをくらった気分になる人もいるかな。
ゲーム世界での試合なのでハチャメチャな展開になるのはある程度予想がつくけれど、点数の概念がもはやバスケットではなく、せっかくレブロン・ジェームズが出てるのならもう少し普通のバスケットの試合らしいところがあったら嬉しかった。
こちらはもらった入場特典。
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『アナザーラウンド』2021.9.8 新宿武蔵野館

予告のイメージで、血中アルコール濃度を0.05%に保って、冴えない教師が面白おかしく仕事や生活をする結構明るめの作品だとばかり思ってたら予想以上の重い作品だった。
前半は自分も他の人も笑いながら観てたのだが、途中リミッターを外したあたりからあれ?と。
アルコールの良い面も悪い面も両方描いて終わりになるかなとおもったら、最後のダンスシーンんでそんな事どうでもよくなってしまった。
元ダンサーって経歴はだてじゃないんだ。
こんなご時世じゃなかったら映画館でビールでも飲みながらみたかったな。f:id:sakomuku:20210913223737j:plain

『オールド』2021.9.6 TOHOシネマズ新宿

大きなどんでん返しがあるわけでもなく、伏線もそこまで複雑ではないので、監督に何を期待してるかによって物足りなさを感じる人もいるかも。
設定のわりにラストがちょっと弱かったかな。
知らない世界の話かと思ってたのに急に現実感あって少し冷めてしまった。
じゃあつまらないのかというわけではない。
年を取るって誰にも起こる事を題材でこんなのにも怖い作品になるとはね。
あんな気持ちよさそうなビーチであと数時間には確実に自分は死ぬという現実。
ビーチの美しさが残酷さに拍車をかけてるように感じられた。f:id:sakomuku:20210912214034j:plain

『クリーン、シェーブン』2021.9.10 シネマート新宿

79分という短さじゃなかったらこちらが先にギブアップしてたかも。
久しぶりに観ててしんどい作品だった。
この作品は没入できる映画館で観てこそな一本だと思う。
暗い空間でスクリーンに集中していると主人公の頭のなかに聴こえる、
「ジジジジ…」という音が自分の頭の中でも聴こえいるかのように感じられ、鳥の声や波の音すら本当はノイズなのではないかとすらと思ってた。
多分監督の意図とは違うだろうけれど、あのラストすらハッピーエンドに思えた。f:id:sakomuku:20210911223218j:plain

『9-1-1: LONE STAR』

大好きな9-1-1のスピンオフなのだが、本家に負けず劣らずの作品に仕上がっていた。
主人公が既にガンと闘病してるというのに、LGBTQ、トラウマ、人種様々な困難を抱えており、登場人物一人一人に向き合っていく後半になるにつれ一気に面白さが増した。
あと舞台がテキサスなので、それっぽい救急要請があってその点でも楽しめた。
このシリーズは自然災害をよく取り入れてるが、今回はちょっとあっさりしたものになってたように感じられた。
宇宙との交信のシーンがよかっただけにもっと見たかったかな。

『モンタナの目撃者』2021.9.5 TOHOシネマズ 日比谷

テイラー・シェリダン作品で迫りくる暗殺者×山火事という設定のわりに派手な作品ではない。
100分でうまくまとまっており、地味ながら良作。
ただ、追っての暗殺者がちょっと暗殺者行き当たりばったりと言うか、つめがあまい印象があった。
そこがなければより作品が締まったのでは。
あと、尺の都合もあるだろうが、せっかく森林消防隊員という設定なのだから山火事とアンジェリーナ・ジョリーと絡ませて欲しかったかな。
山火事の迫力は伝わる作りだったから惜しい。