泥沼のエンタメ日記

主に映画の感想をゆるく備忘録的に書いていくブログです。

『孤狼の血 LEVEL2』2021.8.23 新宿バルト9

f:id:sakomuku:20210826164605j:plain鈴木亮平の凄み!松坂桃李もすごかったけれども、狂ってる感じが画面から伝わってくる。
あと、村上虹郎もいい役だったと思う。褒め言葉として受け取って欲しいけど、チンピラ具合がとてもよかった。
映画としては好きな部類なんだけれども、個人的は前作にあったざらつきのようなものがなく、綺麗すぎてるかな。これは好みの問題かな。
あと、いなくなってわかる役所広司の存在感。
原作とは違う流れだけれども、もう一作お願いします。

『ジャスト6.5 闘いの証』 2021.1.17 K's cinema

f:id:sakomuku:20210523203832j:plain麻薬犯罪物って結構凄惨な場面が出てくる印象があったけれども、この作品はそこまででもなかった。
しかし、緊張感というかじとっとした感じが画面から伝わってきた。
個人的はスラムの映像がなかなかの衝撃だった。
土管に住みつき、みんなで麻薬をやる映像はインパクト十分だった。
個人的にはこの麻薬密売の親玉ナセルがどこか憎めなかった。
親の罪を被ろうとする小さな子供も含めてどこか家族への想いを感じてしまう。

『ミッション・マンガル 崖っぷちチームの火星打上げ計画』 2021.1.9 新宿ピカデリー

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揚げパンから発想を得て、そこから火星探査機までいきつくってすごい話だとおもったらまさかの実話でびっくり。
どの程度の脚色があるかわからないが、チームが一つになっていく過程がとてもよかった。
他の人も挙げてが、夢は寝ている時にみるものではない、あなたを眠れなくするものってセリフがとても印象に残ってる。
とっくに夢とか関係ない自分ですら熱い気持ちになった。
あと、仕事と育児の両立という側面からも特に女性に観てもらえたら色々と違う思いが出そうで、色んな感想を観てみたい作品。

『ヒッチャー ニューマスター版』2021.1.9 シネマート新宿

理由も目的もわからない。
この男が誰かすらも。
いきなりの暴力と死の危険で最初からとてつもない緊張感が続いて、そのまま最後まで駆け抜けた感じと言えばよいのかなこの感覚は。
97分の作品なのにとても疲れた。
ルトガー・ハウアーってブレードランナーのイメージがすごく強かったけれども、今作でジヨン・ライダーのイメージも鮮烈に焼き付いた。
あと、ニューマスターだが、画面が綺麗になりすぎず、ざらついた感じなのも作品の雰囲気を損なっていなくよかった。f:id:sakomuku:20210119223956j:plain

『スタントウーマン ハリウッドの知られざるヒーローたち』 2021.1.8 TOHOシネマズ シャンテ

最初に全てのスタントウーマンにありがとう!って言いたくなった。もちろんスタントマンにも感謝です。
皆さんとてもかっこよかった。
この作品観るとあらためてスタントってすごい技術で、日々の努力の賜物だって事がよくわかる。
車に跳ねられる技術や、落下する技術。
その中でもドライビングテクニックの場面が印象に残ってる。
あと、言われてみたら女子格闘アクションって回転する場面よくみるかも。
ただ、この作品は華やかな部分だけではなく、命の危険性、男女差別、人種差別にもしっかりと言及し、問題提起をしていて、考えさせられる事もあった。
あと、女性スタントからのアクション監督ってステップアップの件はこれからもっとまだ見ぬ面白いアクションがみれる可能性と楽しみな終わりだった。
女性ならではの視線ってきっとあるはずだろうし。f:id:sakomuku:20210118213947j:plain

『チャンシルさんには福が多いね』 2021.1.8 ヒューマントラストシネマ有楽町

淡々と話は進み、93分という上映時間もありゆるやかな時間が流れていく。
そんな作品にランニング姿のレスリー・チャンの幽霊が!
実は結構笑い所があり、自分と向き合う類いの作品だが、楽しくて観る事ができた。
もちろん笑いだけではない。
映画制作におけるプロデューサーという立ち位置とか。
これは監督の実体験からのアイデアなのだろうか。
たしかに、映画観るとき監督のクレジットって気にするけれども、プロデューサーってそこまで気にしてないかもしれない‥f:id:sakomuku:20210116081328j:plain

『AWAKE』2021.1.6 新宿武蔵野館

上にはまだ上がいるという現実って将棋に限らない話でとても残酷。
じゃあその相手が昔は共に競いあった人が作ったコンピューターだったらどんな気持ちなのだろうか。
そんな役を若葉竜也さんがとてもうまく演じていたと思う。
周りの期待に反しするように指してでも、勝ちに徹する時の顔とかとても印象に残ってる。
その反面、自宅で一人パソコンで対局する際の追い詰められ行く感じもよかった。
あと、将棋とは本来楽しいものであるって事を勝負の後に川島潤哉さん演じる山崎新一が言う。
その流れからのラストがとてもよかったな。
清田も浅川も二人ともまた将棋を楽しく指すことができるんじゃないかと思わせてくれた。f:id:sakomuku:20210114221138j:plain